ヌマエビは群馬にいるのか
ヌマエビをどうしても観察したくて今回はとりあえず前橋にある幸の池に行ってみました。
息子は出かけるのを渋っていても、魚やザリガニなど生き物を探しに行こうと誘うとすぐに出かけてくれます。
正直、幸の池にヌマエビがいるとは思えないのですが、ヌマエビがいなくても魚やザリガニなど別の生き物が見られたらいいなぁという程度の期待でした。
ヌマエビは比較的綺麗な水に棲んでいるイメージを勝手に持っているのですが、私の覚えている限りでは幸の池はかなり濁っていたと思うんですよね。
苔たくさんの緑の水。なんだか魔女が作っている怪しい薬のような。
何はともあれ幸の池へ。
道中、車内で息子のエビ愛が昂まり「エビィィーーー!」と叫んだり、「ザリガニはエビの仲間なんだよね。」と覚えた知識を確認したり「ツインテールはエビの味がするんだよ。」等と色々話してくれました。
最近はM(メートル)という言葉を覚えて、「ヌマエビは10メートルあるんだよ。」なんて適当に数字遊びをしていることもあります。
そんなこんなで幸の池に到着したのですが、やはり記憶の通りかなり濁った緑の池でした。
じっと眺めていても、はっきりとした生物は鯉しか確認できないんですね。
ネットで調べてみると一部のヌマエビは海と川を往来するとか、汽水域じゃないと棲息しないとか。
はっきり言って望み薄しですね。だってここ群馬ですから。
幸の池を眺めながらぐるーっと散策していると、川からの水?が流入している所がありまして。ポチャポチャッと泡を立てていました。
こういう流れの変わる場所って何かいるのでは?と少し期待しつつ池を覗いてみると...。
おっっ!!!エビがいる!!
慌てて息子を呼びました「エビだぁ!!エビがいるぞ!!」
諦めて鯉を追いかけていた息子も「えっ!?いるのぉ!」と興奮して駆け寄ってきました。
よぉく見るとたくさんいます。
息子もエビを数えてます。「1、2、3、4、5、6...10もいるね!」たしかに。
エビってとてもすばしっこいイメージでしたが、網で掬ってみると簡単に獲れます。
4歳の息子がサッと網を振っても簡単に獲れました。
スジエビですね。
う〜ん。ヌマエビを求めていたのですが、まぁこれはこれで結構興奮しました。
いるんですね、エビって。身近なところにも。
関節が黄色っぽいところとか、小さなハサミを持っているところを見てもやはりスジエビで間違いなさそう。完全にスジ入ってますしね。
調べてみると、スジエビはアクアリウム界での人気はかなり低いようで。苔は食べない他の生物を襲うわで、掃除屋というより殺し屋に近い。
10分ほど息子と交代で観察したのち息子にリリースしてもらいました。
その際、1匹だけ石にバウンドして池ポチャ。
さあ、次こそはヌマエビを探してみよう!